睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠中の呼吸中枢の異常、気道の閉塞により夜間のいびき、無呼吸を生じ低酸素血症を生じることで睡眠の質の低下をきたす疾患です。
10秒以上呼吸が止まっていたり、1時間に5回以上の無呼吸があれば睡眠時無呼吸と言えます。
わが国の有病率は2~4%と推定されていますが、肥満人口の増加や、硬いものを食べなくなったことでの下顎が発育不良などにより、今後は増加することが予想されます。
症状としては、慢性的な頭痛、日中の意欲低下、日中傾眠などあり職業ドライバーは特に注意が必要ですが、それ以上に、治療抵抗性高血圧、脳卒中、心筋梗塞、心不全の発生が増えることが知られています。